東京の暮らしに見切りをつけ、亡父の故郷であるハヤブサ地区に移住したミステリ作家の三馬太郎は消防団に勧誘されて入団を決意。やがて、のどかな集落で密かに進行していた事件の存在を知り…。
池井戸 潤
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘は、著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむため、身分を偽り音楽教室へ通い始めるが……。
安壇美緒
読み終えたら世界が変わる! 7つの物語が星座を描くようにつながった時、大きな感動に包まれる。星空と宇宙を巡る傑作ミステリー。<日常の謎>の名手が贈る、驚きと爽快な余韻に満ちた一冊。
加納朋子
編み物、動画鑑賞、新聞定期購読、マスク作り……家の中でも近所でも、楽しみや喜びは、いくつになっても見つけられる。無理をせず、無駄をせず、彩りある日常のためのヒント凝縮エッセイ集。
群 ようこ
受験や資格のための勉強は、もうやめよう。本を読み、書き、考え、そして学ぶことが、これからの時代に必要な学び方である。『嫌われる勇気』の著者が語る、幸福に生きるための学び論。
岸見一郎
地図に描かれた存在しないはずの島を探し海を渡った須野。日露戦争前夜、満洲の名もなき都市に呼び寄せられた人々は「燃える土」をめぐり殺戮の半世紀を生きる。第168回直木三十五賞受賞作。
小川 哲
1932年、満洲国建国。明男が建築学徒として携わった仙桃城は、立派な都市に発展した。一方、乱暴な支配に苦しむ地元住民との対立は激化。人はなぜ拳を振りあげ、戦争へと向かうのか?
小川 哲
高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。小さくかわいらしいその花は猛毒のトリカブトだった…。青春ミステリ長編。
米澤穂信
幼い娘を持つライターの文美子は、夫とのセックスに不満を感じていた。ある日ママ友から、裕福な女性が若い男性と知り合うための「お茶会」に誘われ、10歳年下の舞台俳優・夏生と出会い…。
石田衣良
寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族二十四人殺しという凄惨な事件が起きた。一人逃げ延びた城代の次男・次郎丸は復讐のため剣の腕を磨き、才次郎と名を変え、竹田の地を十四年ぶりに踏み…。
赤神 諒
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