滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取り残されていた。父は、宮崎へ出張に行ったはずなのに、なぜ――。十五年後、絵本作家になった娘・真帆は父の足跡を辿り富山へと向かった。一方、東京で働いていた千春は、都会での生活に疲れ故郷へと戻る。そこで年下の従弟・佑樹と入善の町に広がる田園風景に癒されていく。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が静かに交差する物語。
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いのちの姿 完全版
宮本 輝
草花たちの静かな誓い
よき時を思う
灯台からの響き
田園発 港行き自転車 下
焚火の終わり 上
焚火の終わり 下
水のかたち 上
水のかたち 下