



33歳で結婚した卓郎と美幸。妊活を始めた矢先、卓郎の無精子症が発覚する。子を持たずに幸せを手に入れようと約束した2人だったが、ある日、美幸が「推し」のアクリルスタンドを購入。以降アクスタは美幸が行くあ…
井上荒野
進学を諦めた人たちのために開かれた私塾・新潟静修学校。幼い弟妹を働く親に代わって世話する生徒が多く、その生徒たちのために子守をするのがナカの仕事だった。だが学校は苦渋の決断を迫られることになり――。日…
佐藤 雫
20世紀後半のポルトガルを代表する女性作家が容赦なく突きつける、虐げられた者たちの孤独と諦念。独裁政権とカトリックによる家父長制に虐げられた女たちが、卓越した観察眼と力強い内面描写によってまざまざと表…
マリア・ジュディッテ・デ・カルヴァーリョ/木下眞穂
清潔に、合理的に、機械的に、正しく整えられていく世界で、それでも人間の内側には、幻影、共感、リスク、下品さ、毒、そして物語が残り続ける。人はファンタジーがないと生きていけない。中心のない時代の東京を…
上田岳弘
「不老因子」の発見で脚光を浴びるがん研究者・嘉山宗弘。彼を追うドキュメンタリー番組の撮影を始めた三田紗矢子は、やがて嘉山の成果の根幹を揺るがす研究不正疑惑に辿り着く。疑いを抱いたまま切り取られた世界…
岩井圭也
北条時頼は最明寺入道と呼ばれる身となった。高麗は大モンゴル国による殲滅戦の様相を呈し、風の王・波瀬祐佳を筆頭に一族は張結華を守りぬく決意を固める。クビライは勢力を拡大しつつ、末弟の挙兵を「兄弟喧嘩」…
北方謙三
失恋をきっかけに保安員=万引きGメンとして働き出したアカリ。捕捉率No.1の生きる伝説、タカエ師匠の教えを胸に、日夜、スーパーに現れる万引き犯たちを捕まえていく。いつしか若手保安員のホープとなったアカリ…
ピンク地底人3号
故郷の父親からの電話で三年ぶりに帰った俺を待っていたのは、相変わらず若々しい継母の姿だったが――(「神馬に乗る女」)。夢のなかで生まれたものは、夢のなかに還っていく。全五篇が奏でる、夢をめぐる妖しくも…
三浦しをん
トルコ東部のティグリス=ユーフラテス川上流域をボートで下る辺境作家(高野秀行)と探検家(山田高司)。彼らの行く手には予想もしない出来事や人々が立ち塞がる。自然と文明、名言とぼやき、危機と笑いが交錯す…
高野秀行
2063年。国の存在と概念が消え、都道府県は〈工場〉とされ、日本国民の約9割が海外企業の安価な労働力として売り渡された。そんな工場のひとつからの脱出者・谷は、ある施設から脱走した自律機械を捕獲する仕事を…
倉田タカシ

COPYRIGHT © SHUEISHA INC. ALL RIGHTS RESERVED.