「ナイフ!」ぼくは叫んだ。濁流が隊員を呑む。ザイルを切らねば…。かつて玄奘三蔵が辿った遙か天竺への旅路、あの天山越えに著者は挑んだ。――天安門事件、ベルリンの壁崩壊と歴史は転換期を迎え、著者は各地をさすらう。壁を殴りにドイツへ、河を下りにアラスカへ。そして鶴を見にヒマラヤへ。カラー写真多数を交えて綴る名作『神々の山嶺』の原風景。物語をつむぐ旅人の心温まる漂泊の軌跡。
※配信開始日は各書店により異なります。また、書店によっては取り扱いのない作品もございます。あらかじめご了承下さい。
神々の山嶺 上
夢枕 獏
神々の山嶺 下
慶応四年のハラキリ
空気枕ぶく先生太平記
聖楽堂酔夢譚
絢爛たる鷺
仕事師たちの哀歌
仰天・プロレス和歌集
仰天・平成元年の空手チョップ
仰天・文壇和歌集