島根県の岬の町に住む美花は、茂樹の異母妹である。幼い頃、岬の家に行くのが茂樹は好きだった。いつも二人は焚火を楽しんだ。父が死に、母も他界した後、茂樹は母のノートから〈許すという刑罰〉との謎のメモを発見する。一方、美花の家には異様な写真が一枚残されていた。「美花は本当に自分の妹だろうか」出生の秘密を探るうち、さらに強まる二人の絆。それは恐ろしいほどの疼きとなった。
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いのちの姿 完全版
宮本 輝
草花たちの静かな誓い
よき時を思う
灯台からの響き
田園発 港行き自転車 上
田園発 港行き自転車 下
焚火の終わり 下
水のかたち 上
水のかたち 下