「私――普通の人類に戻ります」。その日、伝説のアイドルユニット・リリーズの國府田恵(こうだめぐみ)は、永遠にステージを去っていった――。一人残された愛星理咲(あいほしりざ)は、恵の行方を案じつつソロ活動…
全てのアイドルが老いない世界(小説すばる Digital …
伴名 練
ヒトの身体も小説も近づけば近づくだけヘンテコで自由な存在である ―― のちに治療家となった小説家が直面した三体の人体・三篇の中篇と長篇。そして三流の自画像「梅波三郎」をも収めた自由小説集。チャリティー小…
松波太郎
文学に憧れ、文学にたじろぎ、文学に嗤い、文学に振り回され続ける「二人」のドタバタ珍道中――作家デビュー前に著者がすでに書き始めていた問題作。問題は問題のまま、ここに完結を迎える。
松波太郎
夫と息子を亡くした主婦に、目にも耳にもしたことのないスポーツのドラフトがかかる。これはきっとすべてが夢なのだ。だからお願い、早く夢からさめさせて……それぞれの「夢」が交錯した著者初の長編小説。
松波太郎
台風に近づけば身体を「リセット」できる。そう考えた女は巨大な台風が上陸するフィリピンへ旅立つ……東洋医学と西洋医学が一枚の窓ガラスと皮膚をはさんで同居する新感覚小説。
松波太郎
デパートの宝飾売場に出かけた僕は、ある女の子と出会う。真帆と名乗った彼女から、祖母そして父親との奇妙な思い出話を聞く。その思い出を辿り富山の港町に旅立つのだが……。過去と現在、ネガとポジが入れ替わるひ…
太田靖久
デパートの宝飾売場に出かけた僕は、ある女の子と出会う。真帆と名乗った彼女から、祖母そして父親との奇妙な思い出話を聞く。その思い出を辿り富山の港町に旅立つのだが……。過去と現在、ネガとポジが入れ替わるひ…
太田靖久
21歳の僕は「物語」の中を生きていた。同じ大学に通う恋人の香澄、彼女と同郷の先輩、そして失われた文庫本。何かを知っている人は何かを知らない人に伝えなければいけない――。青春の追憶と哀しみを描く。
太田靖久
雑誌やチラシから文字を切り抜き続ける文彦と生活をともにする数子。いまある日常から抜け出す術もなく、静かに絶望が忍び寄ってくる。あらゆるものが廃れていくこの街で明るい未来はどこにあるのだろう。不器用に…
太田靖久
世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦校長と、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長。前代未聞の改革で注目される二人の初対談。本記事は、文芸誌「すばる」2019年7月号に掲載されたものです。
西郷孝彦/工藤勇一
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