1945年3月。東京大空襲の後、日本の敗色濃いにもかかわらず、上海に渡った青年がいた。堀田善衛、27歳。彼はこの国際都市で祖国の敗戦を経験する。国民党に徴用されて、その後1年ほどを上海で過ごした彼が見たものとは――。国民党の腐敗、勃興する共産党。迫り来る内戦、そして革命。本書は10年後に上海を再訪した著者が透徹した視座で上海と中国とを語る、紀行エッセイの歴史的名作である。
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バルセローナにて
堀田善衞
キューバ紀行
堀田善衞上海日記 滬上天下一九四五
ラ・ロシュフーコー公爵傳説
広場の孤独 漢奸
ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代
ミシェル 城館の人 第二部 自然 理性 運命
ミシェル 城館の人 第三部 精神の祝祭
ゴヤ I スペイン・光と影
ゴヤ II マドリード・砂漠と緑
ゴヤ III 巨人の影に
ゴヤ IV 運命・黒い絵
若き日の詩人たちの肖像 上
若き日の詩人たちの肖像 下