女としての魅力を失いながら、ライバル梅乃の息子との愛欲に身を灼く女優・後宮麗子は、舞台と現実の世界の交錯する中で、終身、彼女への変わらぬ恋を誓う老国文学者・信楽の「小町変相」の脚本を手にする。謡曲「卒都婆小町」に材を取り、現実の情欲の世界と、妖しくゆらぐ女心の転変を古典と現代に重ね合わせてくりひろげる。
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雪燃え
円地文子
円地文子の源氏物語 巻一(わたしの古典シリーズ)
円地文子の源氏物語 巻二(わたしの古典シリーズ)
円地文子の源氏物語 巻三(わたしの古典シリーズ)