レーベル名 | 集英社eコバルト文庫 |
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著者 |
藤原眞莉 フジワラマリ |
イラスト | 鳴海ゆき ナルミユキ |
配信開始日 | 2020年03月13日 |
時は戦国、元亀元年。信長は浅井・朝倉を攻めんと戦の準備を進めていた。カイの表向きの身分は、明智光秀の養子。出家した身で養子縁組もあったものではないが、要は光秀が後見人――カイが信長の臣下に入ったわけである。ある午後りカイは主君・信長から金華山の山館で、美濃姫の呪詛を破れ、と命じられた。信長は黄泉帰りの蝶を自らの呪物とし、覇王の座を掌中に収めんと欲していた。