レーベル名 | 集英社eコバルト文庫 |
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著者 |
藤原眞莉 フジワラマリ |
イラスト | 鳴海ゆき ナルミユキ |
配信開始日 | 2020年03月06日 |
永禄十一年、カイとテンは美濃国・来泉寺の居候として戦禍を逃れていた。そこへ一人の男が訪ねてきた。名を木下藤吉郎という。彼の主君は先の戦で岐阜城の新たな城主となった織田信長。藤吉郎の用件とは、信長の異母妹である「市姫」が通る際に寺を休憩処として利用できないかという打診だった。翌日、来泉寺を訪れた市姫に、カイとテンは自分たちを「供人」として加えるよう申し出た。