船の上の自分とそれを取り巻く半球のような湿原と空は、それで一つの完結した世界のように思われはじめた。世界中で日本に最も程遠い場所を探して出会ったのは、ナイル川上流の広大な湿地帯。果てしない青空と生い茂るパピルスだけの“緑の砂漠”──南から北へ東から西へ、世界を旅する作家は土地の姿を見つめ、人やけものたちと出会い、口福を味わう。豊富な知識に裏打ちされた、楽しく奥の深い紀行エッセー集。
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科学する心
池澤夏樹
異国の客
セーヌの川辺
母なる自然のおっぱい
短篇集 マリコ/マリキータ
沖縄式風力発言ふぇーぬしまじま講演集
沖縄への短い帰還
短篇集 骨は珊瑚、眼は真珠
タマリンドの木
バビロンに行きて歌え
叡智の断片
知の仕事術(インターナショナル新書)
花を運ぶ妹
カデナ
小説の羅針盤
憲法なんて知らないよ