出会いは、飛行機雲だった。ひとりで好きなことをやり、周囲には気を配らず、しかも時々行方知れずで、だけど憎まれもしない不思議な存在の白川。気がついたら、西野はキャンパスでそんな彼とならんで雲ひとつない青空をながめていた。気がついたら、彼ばかり視線で追いかけていた。そして気がついたら、彼との距離がちょっとずつ縮まっていた……。静かに胸に灯る、純情放浪ボーイズ・ラブ! ※イラストは収録されていません。
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心のなかに卵がひとつ
麻生玲子
いちばん外側の色
君のやわらかな心を抱いて
水の化石
風の色を映す
ささやかな 愛しい翼
彩度ゼロの奇跡
永遠に似た瞬き
疾走する月の秘密
疾走する月の誘惑
疾走する月の憂鬱
疾走する月の眩暈