kotoba 2025年夏号 コトバ編集室

コトバニセンニジュウゴネンナツゴウ kotoba 2025年夏号

レーベル名 kotobaデジタル版
著者 コトバ編集室 コトバヘンシュウシツ
配信開始日 2025年06月30日

特集
いまを生きるための哲学


いま、私たちに本当に必要なのは、「考える」という営みをもう一度取り戻すことなのではないでしょうか。
「なぜ生きづらいのか」「この社会でどう在るべきか」「この先に希望はあるのか」――。こうした問いは、私たち一人ひとりにとって切実なテーマであり、そこに向き合う姿勢そのものが、哲学だと考えます。
今号では、「いまをいきるための哲学」というテーマのもと、哲学者、批評家、作家、AI開発者、漫画家など、多様な語り手とともに、現代に必要な思考のかたちを探りました。
本特集が、問いを立て直し、考えることの豊かさを思い起こすきっかけになれば幸いです。

Part1 求められる哲学
東浩紀 トランプ2・0時代を生きる
内田樹 武道における「修行」とは何か
國分功一郎 中動態と責任論
中島岳志×戸谷洋志 「弱い責任」で連帯し、「利他」が循環する社会へ
岡﨑乾二郎 私たちの認識と世界を結び直す
中村達 カリブの知――複数の「我々」を肯定する

Part 2 哲学でいまに向き合う
三宅陽一郎 人工知能と哲学 世界を巻き込むこの深い関係
編集部 生成AIと哲学する その1
朱喜哲 哲学を制するものがデータ社会を制する
大澤真幸 カント『永遠の平和のために』から考える戦争のない世界
適菜収 狂った時代に正気を保つためのほんとうの保守思想
篠原信 世界の「常識」をアップデートしよう!

Part 3 どう哲学と出会うか
島田雅彦 我歩く、ゆえに我あり 散歩と哲学、あるいは散歩の哲学
編集部 生成AIと哲学する その2
魚豊 フィクションは哲学に直結する
吉川浩満 哲学をこじらせて――惑溺と割り切りのあいだ
前川仁之 哲学者ブルース・リー私抄
川喜田研 街場の哲学の現場――「哲学カフェ」に集う人たち
編集部 kotobaが選ぶ哲学の本30冊

ルポ
芳地隆之 災害関連死をなくせ――能登半島地震「コミセン構想」を追う

対談
長谷川直之×荒木健太郎 「防災の言葉」を伝える

鼎談
平芳裕子×栗野宏文×龍淵絵美 ファッションの現在地と未来

インタビュー
みき 目の見えない私が料理からみつけたこと

連載
大岡 玲 写真を読む
山下裕二 美を凝視する
足立倫行 〈新連載〉古代史を考えなおす
大野和基 未来を見る人
橋本幸士 物理学者のすごい日記
宇都宮徹壱 法獣医教室の事件簿
鵜飼秀徳 ルポ 寺院消滅――コロナ後の危機
赤川 学 なぜ人は猫を飼うのか?
町田麻子 〈新連載〉ことば万華鏡 ミュージカルの訳詞の妙技
阿川佐和子 吾も老の花
木村英昭 月報を読む 世界における原発の現在
おほしんたろう おほことば

kotobaの森
著者インタビュー 柿沼陽平 古代中国の裏社会 伝説の任?と路地裏の物語
マーク・ピーターセン 英語で考えるコトバ
大村次郷 悠久のコトバ
吉川浩満 問う人
町山智浩 映画の台詞

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