昭和20年8月、広島・長崎に原子爆弾が投下され、日本はついに無条件降伏。永かった戦争にようやく終止符が打たれた。占領軍の統治の下、日本は旧い軍国主義を一掃し、平和国家の建設に取り組むが、そのころ、米ソ間では緊張が一段と高まり、朝鮮半島で、新たな戦争の火蓋が切られていた。