大岡越前の密命をうけて、狼藉をはたらく浪人どもを斬り続ける名うての剣豪・小田丸弥介。地元博徒衆と新たに一家を旗揚げした流れ者浪人・玉虫3兄弟の抗争で、江戸深川には浪人が集まり始めていた。必殺の一閃で次々と浪人を倒してゆく弥介だが、その首に何者かが千両の賞金を懸けた。峰流剣豪小説の傑作。