レーベル名 | 集英社e新書 |
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著者 |
藤井誠二 フジイセイジ |
配信開始日 | 2024年07月17日 |
少年犯罪を取材してきたノンフィクションライターの著者のもとへ、ある日、水原紘心(仮名)という見知らぬ名前の人物から手紙が届いた。それは何の罪もない人の命を奪った長期受刑者からの手紙だった。水原は著者との文通を通して己の罪と向き合い、問いを投げかける。「償い」「謝罪」「反省」「更生」「贖罪」――。加害者には国家から受ける罰とは別に、それ以上に大切で行わなければならないことがあるのではないか。著者の応答からは、現在の裁判・法制度の問題点も浮かび上がる。さまざまな矛盾と答えのない問いの狭間で、本書は「贖罪」をめぐって二人が考え続けた記録である。